小さく 小さく
NHKの「プロフェッショナル」という番組を見た。
落語家 柳家小三治さん
小三治さんは現在68歳
父親は学校の教師。厳格な家庭環境の中で育つなかで、その反動か、学校の中で 教室の子供たちを笑かし、クラスの人気者になる。
テレビが普及し始めた時代、テレビの中の「落語」の世界に夢中になり、落語家になることを決意し、5代目柳家小さんに入門。前座名は小たけ。
と輝かしい芸暦を持つ小三治さんだが、
ある時、師匠の五代目小さんから、
「お前の噺(はなし)は面白くない」と言われ、「面白さとは何か」「笑いとは・・」「落語とは・・」深く長く悩んだという。
落語の面白さとは何かを追い求めている中で、伝説の名人、古今亭志ん生の言葉を聞く。
「落語を面白くしようとするには、面白くしようとしないことだ。」
それに気付いた小三治さんは、それ以来、落語自体が持っている面白さを素直に演じることで、無理やりうけようとしない本物の芸を突き詰めている。
「笑わせるのではなく、笑ってしまうのが 芸 」だと 小三治さんは云う。
そんな 名人 柳家小三治さんでも 時に観客の期待に押しつぶされそうになることがあるという。観客の期待をひしひしと感じると、「喜ばせたい」「笑わせたい」という思いがつい出てしまうときがある。
そんな心が揺れる時、自らの心を引き締めるように心の中で小三治さんは、こうつぶやく。
「小さく小さく」と。
芸が大きく 派手にならないようにと・・・素直に演じることを誓うように。
重度のリウマチと20年 激痛を鎮めるための 大量の薬を服用しながら、高座へと向かう小三治さんが こう話す。
「この病気をもらったことに感謝さえしている、この経験が落語に活かされている」と。
最後に ”プロフェッショナルとは ”と 聞かれて
「今までたくさん見せていただいた「プロフェッショナル」の番組をみて 感じるのは、周りからみると 「すごいなぁ」「立派だなぁ」「プロだなぁ」と思うんです。 だけど本人は そんなこと思っていないと思うんです。
そんなことより、 今のことで夢中だと思います。
それが プロフェッショナルじゃないかなぁ。」
小三治さん ありがとうございました。
勉強させていただきました。m(_)m





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